nandoblogのブログ

30代後半、機械系エンジニア、2児の父のブログです。

【書籍の話】第32回 『1分間速音読ドリル』(齋藤孝)について

こんにちは。ナンドーです。

このブログでは、自分の実体験をもとに色々役に立つ情報や雑記を記載していきます。

本日のテーマは『1分間速音読ドリル』(齋藤孝)です。

 

皆さん、齋藤孝先生という方を知ってらっしゃいますでしょうか。

この方です。

土曜日にやっている「情報7days ニュースキャスター」によくコメンテーターで

出演されています。

明治大学の教授をされている方ですね。

詳しくはこちら。

www.chichi.co.jp

 

ただ、自分はどうしても「全力!脱力タイムズ」に出演しているイメージが邪魔をしてとてもえらい先生に見えないのですが…。

 

とにかくこの本はこの先生が書いた小学校全学年対応の参考書です。

もともと自分の息子のために買った本なのですが息子は全然使っていません(笑)

それではもったいないと自分が読んでみたら、結構面白かったので毎日読むようになりました。

せっかくなのでこちらの本について書いてみたいと思います。

 

1.【始めに】この本の使い方

まず初めに速音読とはいったい何なのか、ということについて説明をしたいと思います。

速音読とはその名前の通り「書かれている文章をできるだけ早く読む」ということです。

この速音読を行うことで脳の成長を助長し、頭の回転を早めることができると書かれています。

 

しかし「早く読んでしまったら中の文章の意味を追うことができないのではないか」と思われる方もいるかと思います。

この本の目的は文の中身を理解することではなく「頭の回転を速めるためのトレーニング」です。

脳科学の第一任者である東北大学川島隆太先生(脳トレでお馴染み)のコメントが書かれています。

「目で追うだけの黙読に比べ素読(意味を重視せずに音読すること)は

様々な体の機能を使うため、より脳活動が活発になる」

つまり意味がわからなくても、特に問題はないということです。

なので小学生の子供でもできるというわけですね。

 

<速音読のやり方>

この本では見開き2ページでひとつの文章が書かれています。

書いてある文章には太宰治や、夏目漱石などの有名な文豪たちの書いた小説の冒頭や有名なフレーズもあります。

これを全部読み切る、というただそれだけです。

それが目標1分以内、というわけです。

最初の方の単元は、絵本や現代文といった読みやすい文章になっているので

初めて読んだ場合でも1分を切ることができるものもあると思います。

 

しかし後半になるにつれて、多数の俳句や、古文、漢文が出てきます。

そうなると、1分で読み切るのが結構難しくなってきます。

ちょっとでも詰まったり、噛んだりすると1分をすぐに超えます。

 

さらに文字数自体もかなり多くなってきます。

普通に読んでいたら1分半ぐらいかかるので、意図的に早く読む必要が出てきます。

これを何回も繰り返すことによって、だんだんと読むスピードが速くなりや

それにつれて頭の回転も速くなるという狙いのようです。

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こんな感じ(笑)

 

 2.【結論】口と頭が連動した時の快感はすごい

 

実際自分は毎日これを4本読むようにしています。

やり方としては、まず簡単な日本語のものを1本、ちょっと難しい古文のものを2本、

最後に文字数が多い古文を1本という感じです。

 

4本と言うと多いように感じるかもしれませんが

1本1分で読むと考えれば、段取り含めても5分で終わります。

 

口も結構はっきり動かさないといけないし、少し大きめの声で読むように意識すれば

目を覚ます効果は十分あります。

 

そして1分で読めなかったものが時間内に読めるようになったときはかなり快感です!

頭と口がつながったような感覚になります。

ちょっと興味わいてきましたでしょうか??

 

3.【詳細】1分間で読むことができるかの実践演習

実際に本に載っているものと同じ文章を1本載せてみます。

太宰治の「走れメロスの冒頭」です。

中学くらいの教科書で読んだような気がします…。

 

※ネットで調べたら出てきたので著作権には引っかからないと思いますが

 何か危険であればご連絡願います。

 

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メロスは激怒した。
必ず、かの邪智暴虐(じゃちぼうぎゃく)の王を除かなければならぬと決意した。
メロスには政治がわからぬ。
メロスは、村の牧人である。
笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。
けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。
きょう未明メロスは村を出発し、野を越え山越え、
十里はなれたシラクスの市(まち)にやって来た。
メロスには父も、母も無い。女房も無い。十六の、内気な妹と二人暮しだ。
この妹は、村の或る律気な一牧人を、近々、花婿(はなむこ)として
迎える事になっていた。結婚式も間近かなのである。
メロスは、それゆえ、花嫁の衣裳やら祝宴の御馳走やらを買いに、
はるばる市(まち)にやって来たのだ。
先ず、その品々を買い集め、それから都の大路をぶらぶら歩いた。
メロスには竹馬の友があった。セリヌンティウスである。
今は此のシラクスの市(まち)で、石工をしている。
その友を、これから訪ねてみるつもりなのだ。

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ここまでで1分間です。

文字数は397文字です。

アナウンサーが喋る文字数が1分間で300文字と言われていますので

それよりも3割くらい早く読む感じですね。

 

皆さんこれ何分で読めましたか??

ちなみに自分は38秒38でした。

 

早いのか遅いのかわからない…。

もし挑戦された方おられましたら、何秒で読めたか結果を教えてください。

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4.【まとめ】毎朝の速音読で国語力の向上をしよう

 

 本日は『1分速音読ドリル』(齋藤孝)について書きました。

子供だけでなく、大人も楽しんで使うことができるかと思います。

 

毎朝1分でも効果があるようなので、是非ともやられてみてはいかがでしょうか。

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自分は明日の朝、「注文の多い料理店」を読もうと思います。

 

それでは今日も一日ご安全に!