【雑記】第33回 フェイスシールドについて
こんにちは。ナンドーです。
このブログでは、自分の実体験をもとに色々役に立つ情報や雑記を記載していきます。
本日のテーマは「フェイスシールドについて」です。
今日、会社の教育研修があり、その中で複数人でディスカッションや模造紙に皆で意見をまとめる、というものを行う必要がありました。
これをやらないと研修自体が成立しないので、マスクだけでは対策不十分と総務が判断したのか、全員にフェイスシールドが支給されました。
ということで、せっかくなので今まで見たことはありましたが実際に自分で使ったことはなかった、このフェイスシールドを使った感想について書きたいと思います。
ご使用を考えておられる方の参考になればと思います。
1.【始めに】フェイスシールドとは?
そもそもフェイスシールドって何?という方へ。
簡単にいうと透明なプラスチックの板で顔の正面を覆うことにより
飛沫防止をするというアイテムです。
自分が支給されたのはまさにこれ。
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頭に巻くタイプ以外にもメガネのように耳にかけるタイプもあります。
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前回ブログで紹介しましたマウスシールドと同じように
口そのものに密着させるわけではなく、口元からフェイスシールドまでは
距離がある形状になっています。
プラスチックのシートなので、一度購入してしまえば
繰り返し使うことができる、という代物ですね。
2.【結論】一般の方には不要です
結論から言いますと、このフェイスシールドは一般の方が日常で使う、という
必要はないと考えます。
今回自分が研修をした際も、フェイスシールド単品で使うのではなく
マスクをしながら、さらにフェイスシールドも付ける、というやり方でした。
つまり、フェイスシールド単品でマスク替わりに、というものでは無いようです。
ただ、「マスクだけじゃ不安だ」「2重で防げるなら使いたい」という
心配性な方もいるかもしれませんので、とりあえず感想を書いてみます。
①とにかく暑い
顔とフェイスシールドの間には距離があるはずなのですが
マスクをしているため、ものすごく熱がこもります。
人によっては汗だくになります。
②景色が歪む
頭に巻くタイプのものだと、プラスチックが湾曲します。
その湾曲している面を通過して景色をみることになるため、若干景色が歪みます。
しかも①の効果で暑いため、フェイスシールドの中も若干曇ります。
このダブルパンチにより、非常に見辛いです。
明るいところだと光の反射も加わって結構気持ち悪くなりそう…。
③ちょっとぶつかる
頭に巻くタイプのフェイスシールドは
顔の下に向かうにつれて先端が広がっているので
ホワイトボードに近づいたときに
先端があたる、という事象が起きました。
ちょっとイラっとします。
このようなことから、自分が考えた結論としては、どうしても使わなければならないという場面でない限り一般的には使うという機会はないものとか思います。
3.【詳細】フェイスシールドが有効な業界
じゃあフェイスシールドは役に立たないアイテムなのか?と言うとそうでもないと思います。
フェイスシールドが使われている主な業界は以下のような業界です。
①医療関係
これは言わずもがな。
マスクだけでは口元しか覆えていないので
直接口の中を見なければいけないような方には2重でガードする、というのは有効です。
②聴覚障害者向けの場所
こちらはフェイスシールドのみを使うケースです。
マスクをしていると口元が見えないため、耳が聞こえない方など
読唇術を使われている方は相手が何といっているのかわからなくなってしまうそうです。
その時にフェイスシールドで口元が見えていれば
相手が何を話しているのなら分かる、というものです。
マウスシールドではないのは、顔全体が覆われている方が
相手も安心するというような事なのだと思います。
4.【まとめ】吹奏楽での活用を紹介
本日はフェイスシールドについて書きました。
一般的には必要ないあくまでも補助的なアイテムであるという風に書きましたがフェイスシールドが最も有効に使われる業界があります。
それは吹奏楽です。
吹奏楽とは、管楽器に息を吹き込んで楽器を演奏する音楽です。
基本的には大人数で演奏するため
防音設備のある密閉空間に人が固まらなくてはなりません。
息を吹き込む、その上密閉空間が必要と言うこの関係上
今、吹奏楽関係者は練習場所に制限ができたり
活動できなかったり、非常に窮地に立たされています。
しかし、その中である演奏の動画が YouTube に投稿されました。
それがこちらです。
楽器が演奏するために、金管楽器はマウスピースの部分だけ切り欠いたり
フルートは口元から楽器をまたいだその先にシールドが来るように工夫されています。
「こんなに切り替えて意味があるのか」
「息自体は楽器の中を通って外に拡散されているじゃないか」
こう思われる方はいるかと思います。
でも実際に管の中を通った息から飛散するってかなり可能性としては低いようです。
管から出た空気のスピードはそんなに速いわけではなく
加湿器の水蒸気を揺らすことはないという実験データがあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
自分も吹奏楽をやっています。
こうやって工夫すれば吹奏楽もできるんだということを
発信してくれているこれらの動画は素晴らしいと思います。
演奏をしないことが一番安全であることはわかります。
でも、「リスク回避!!」と何もしないままでは変わりません。
自分たちで工夫をして頑張っている高校生たちのように
逆境の中でも色々考えるというのは非常に素晴らしいことだと思います。
自分はクラリネットを吹いているので
安物のフェイスシールドでもそのまま使えるのかも。
そのうちやってみます。
それでは今日も一日ご安全に!