nandoblogのブログ

30代後半、機械系エンジニア、2児の父のブログです。

【書籍の話】第51回 『マンガでわかるこんなに危ない! ?消費増税(消費増税反対botちゃん)』について①

こんにちは。ナンドーです。

このブログでは、自分の実体験をもとに色々役に立つ情報や雑記を記載していきます。

本日のテーマは「『マンガでわかるこんなに危ない! ?消費増税(消費増税反対botちゃん)』について」です。

 

柄はかわいいけど…。

 

消費税が10%になってからもうすぐで1年が経とうとしています。

もはや消費税は生活の中にかなり浸透していますが

最初に導入されるときはとんでもない反対に合っていたものでした。

しかし、うまく政府に誘導させられて1989年に3%の導入、そして5%,8%と徐々に上がっていき

2019年には軽減税率を含みつつも10%の大台に達しています。

 

この本は、そんな消費税を真っ向から否定し

「消費税は悪だ!」とひたすらに連呼する結構ハードな漫画です。

表紙がかわいい女の子の絵なのでごまかされていますが

中身はかなり激しいです。

財務省が政治的事件に関与している」とかぼかさないではっきり書いてあるし

検閲に引っ掛からなかったのか?というレベルです。

 

お金について色々書いていこう、というブログなので

こーゆー話もしていこうと思います。

そんなわけで本日はこの本について紹介します。

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1.【始めに】直接税と間接税とは?

 

まず初めに消費税の仕組みについて説明します。

税金には「直接税と間接税」の2種類があります。

簡単に言うとこんな区分け。

 

〇直接税

各個人の所得や持っているものに対して徴収される税金。

所得税、住民税など、個々の所得額等によって額が異なる。

源泉徴収にせよ、申告課税にせよ、個人が国や地方に「直接」払う形なので「直接税」と考えればわかりやすい。

 

 〇間接税

消費税や酒税、ガソリン税、たばこ税など、購入者自身ではなく

購入されたものに対して支払われた額のうち、税金分を店が国や地方に支払うもの。

消費者が購入した店等を経由して「間接的に」した払う形なので「間接税」という。

 

ということで消費税は「間接税」ということになります

 

ここで支払い方以外で考えた時に、直接税と間接税の大きな違いは何でしょう?

 

正解は

「直接税は個々で税率が異なる」のに対し「間接税は誰に対しても同じ額が取られる税率である」ということです。

スーパーやコンビニで買い物をしたときに「貴方は所得が○○円だから消費税が高くなります」なんてことはありません。

大人でも子供でも同じ値段のものを買ったら同じだけの税金を取られます。

しかも消費税の徴収からは誰も逃げられません…。

 

2.【詳細1】実は消費税は平等に徴収されているわけではない

 

ここまで聞くと、一見「間接税は誰でも取られる物であり、平等なのだからいいのでは?」という感じがします。

しかし、この本には「実は消費税は平等に徴収されているわけではない!」というのがはっきり書かれています。

 

それがこちら。(直接本のページを載せると著作権に引っ掛かりそうなのでネット記事より引用)

 

これは輸出企業に対する消費税の還付金というものです。

簡単に言うと輸出品には消費税がかけられないので、輸出品用に製作したものを

作るのにかかったものの消費税は還付される、という仕組みなのだそう。

 

何だかややこしいですが、要は「大企業は消費税をほとんど払ってない」ということです!

その証拠に消費税収額が赤字になっている税務署の一覧がこちら。

大企業って消費税納めてないの…?という驚きだけではなく

なんと次のパンチ。

 

消費税が増税されるとなぜか相対的に税収が下がる税金があります。

それが「法人税」です。

 

参考のグラフがこちら。

 

消費税は税率が上がって、税収額が上がってきているのに

法人税の税収はどんどん減っている…?

なんかおかしくないでしょうか??

 

実は消費税は上がってきているのに法人税はどんどん下がってきているとのこと。

これは法人税を下げることで、企業がもっと成長できるように、という名目ですが

大きな資金を持っているはずの大企業が消費税を払わず、さらに法人税を優遇されるって…。

 

何だか歪んだ世界が垣間見えてきた気がしませんか?

 

引用記事はこちら。

www.zenshoren.or.jp

 

3.【詳細2】国の借金1000兆円にはからくりがある

 

「消費増税によって国の借金を返しましょう」というフレーズを聞いたことのある方は

多いと思います。

「この借金は、国民一人一人あたり900万円です」なんて言葉も

聞いたことないでしょうか?

しかし、実はこれもからくりがある、と本書には書かれています。

 

国の負債が1000兆円、というのはちょっと盛っているようです。

2019年度末の日本の負債額は733兆円となっています。

 

本当に負債だけしか持っていないのであれば借金まみれなので大変です。

でもなんかこれもおかしくないでしょうか?

一般の人が借金まみれになったら、自分の持っているものを売り払って

自己破産するしかないです。

しかし、日本にそんな様子は見られません。

 

それは、借金だけではなく、資産も持っているからです。

それを表したグラフがこちら。

日本の対外資産・純資産・負債残高の推移

資産の方が多いやん…。

 

つまり、借金はしているけど、別口座でお金持ってます、ってことです。

これは自分の持っているお金だけではなく、借金した分もお金も使って

経済を動かそうとしている、ってことです。

投資家の人はレバレッジというものを使って、自分の保有している額以上に

お金を動かしたりします。そんな感じですね。

 

しかも、この「借金」はどこから借りているのかというと

何と大半は国民からなのです。個人向国債ですね。

 

それ以外は金融機関からです。

 

国民は政府にお金を貸している側なのに、当の政府からのコメントは

「国民一人一人あたり借金900万円です」

 

??どんなジャイアン??

なんか闇が広がってきた気がします…。

https://www.youtube.com/watch?v=TFBxDTvuAIM

 

話が濃いので本日はここまでとします。

早く話の顛末を知りたい方は下記動画参照ください。

www.youtube.com

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 では、今日も一日ご安全に!