【FPの話】第16回 貯蓄型金融商品について
こんにちは。ナンドーです。
このブログでは、自分の実体験をもとに色々役に立つ情報や雑記を記載していきます。
本日のテーマは「貯蓄型金融商品について」です。
まずはお金を貯めるところから、ということで貯蓄型のものには何があるのか、というのを非常に基本的な部分で説明します。
1.【始めに】貯蓄型金融商品とは?
簡単にいうと預貯金のことです。と、ここで「預金」と「貯金」の違いとは何でしょうか?どちらもお金を預けることは同じ意味だけど…。
正解は下記です。
預金…銀行にお金を預けること貯金…ゆうちょ銀行や農協にお金を預けること
なんと預ける先で呼び名が違うという。へえー。やっている行動としては同じ、ということですね。
2.【結論】貯蓄型金融商品というのは銀行等の商品のみ
「貯蓄型金融商品」の定義は下記の2つです。
①元本が保証されている
②いつでも引き出すことができる
保険で「貯蓄型保険」というものがありますがあれは上記の2項をから外れるので「貯蓄型金融商品」ではないということですね。これまたややこしい…。
ちなみに口座の種類で「普通」「定期」の他に「当座」というものを見たことないですか?
「当座」とは手形や決済をするための口座です。
そして「当座」は無利子です。
その代わり、もし当座を持っている金融機関が破綻したとしてもその預貯金は全額保証される、という特徴があります。
ちょっとした豆知識でした。
3.【詳細】単利と複利、固定金利と変動金利、そして税金
金融商品には単利と複利、固定金利と変動金利のものがあります。
言葉を聞いてイメージはつくかもしれませんが、その差は案外大きいので数値を交えて説明します。
3.1 単利と複利
銀行等にお金を預けていると利子が付きます。この利子には「単利」と「複利」があります。
「単利」とは「元本」に対してのみ利子が付く形で「複利」とは「元本+利子」にさらに利子が付く、という仕組みです。
もし3%の利子が付く商品を元本100万円で10年間運用した場合を考えます。
・単利の場合
1年後 100万円+100万円×0.03=103万円
2年後 102万円+100万円×0.03=106万円
…
10年後 127万円+100万円×0.03=130万円 ←これがゴール
・複利の場合
1年後 100万円×1.03=103万円
2年後 103万円×1.03=106.1万円
…
10年後 130.5万円×1.03=134.4万円 ←これがゴール
10年間で複利のほうが単利よりも3.4万円多くなりました。
これが複利の力というものです。
「そんなもんか」と思うかもしれませんが、これが20年になるとその差はなんと20.6万円になります。
時間が経てば経つ程、差が大きくなってくる、というわけです。
文字通り、金利がずっと変わらないか、時々によって変化するか、というものです。
変動金利は市場の変化に応じて変化しますので景気がいいときは、銀行等がお金を集めて市場に貸し出したいので金利が高くなります。
逆に景気が悪いときは、市場がお金を借りてくれなくなるので金利が低くなります。
ちなみに貯蓄型金融商品では固定金でもと変動金利でも差はほとんどありません…。
参考までに、住宅ローン金利で比べた場合変動金利は0.38~0.52%程度、固定金利(フラット35)だと1.20~2.08%くらいです。
目安としてご参考まで。
3.3 税金
利子は「利子所得」として課税対象となります。
その税金、なんと20.315%!(所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%)
…この低金利の時代にどれだけ搾り取れるのか不思議です。
4.【まとめ】使わないお金はネット銀行で定期預金するのがいいでしょう
貯蓄型金融商品について記載しましたが、皆さん現在の大手銀行の金利をご存じでしょうか?
スーパー定期金利 …0.002%
変動金利定期 …0.002%
100万円預けたら1年間で10円の利子が付きます。
しかしここから20.315%の税金が引かれるので、手元に残るのは8円です。
…金融機関が破綻するリスクを考えたら当座の方がいいのかも?
ちなみにネット銀行はもうちょっと金利が高いです。
楽天銀行なら普通預金の金利で0.1%のものもあります(条件あり)
それでも金利でお金を増やす、というのは土台無理な話です。
まずは手数料など無駄なお金は払わないように気を付けましょう!!
FPの話の出典はこちらです。
自分と一緒に勉強しましょう!(仲間が欲しい…)
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それでは今日も一日ご安全に!