【お金の話】第56回 まもなく募集開始、NISAシリーズについて
このブログでは、自分の実体験をもとに色々役に立つ情報や雑記を記載していきます。
本日のテーマは「まもなく募集開始、NISAシリーズについて」です。
「兄さん!」ではありません。
10月1日より、2021年のNISAの募集が始まります。
といってもまず「NISAって何よ?」という方もいるかもしれません。
本ブログではお金の運用についてお伝えしています。
NISAシリーズは資産運用においてとても重要な制度なので
知らない方は知っていただき、知っている人は来年NISAとするかつみたてNISAとするか
考えていただければと思います。
1.【始めに】NISAシリーズとは?
「NISA」とは「少額投資非課税制度」という制度です。
イギリスで始まった個人貯蓄口座(Individual Saving Account、略称ISA)の
日本版ということで「『N』ISA」という名称のようです。
どこにも正式名称って出てこなかった…。
要はNISAとは「ある上限額までの投資額に対して、配当&利子所得に対する利益を非課税にします」という
制度です。
通常、投資で得た利益というのは所得税などで20.315%の税金がかかります。
株式運用して100万円の利益を得たとしても、実際手元に入ってくるのはここから
-203,150円された、796,850円ということです。ウゲー
これに対して、NISA制度を使用すると、この20.315%の税金が免除になるというものなのです。
この制度を使えば、投資によって得られた利益をそのまま自分のものにできるので
初心者も手を出しやすい、ということで始まりました。
2.【結論】長期運用とするなら、まずはつみたてNISA
「NISA」と一口で言っても実は中身は何種類かあります。
まずはどんなものがあるのか紹介します。
①NISA(一般NISA)
②つみたてNISA
③ジュニアNISA
④新・NISA(←NEW!)
それぞれの特徴について説明します。
本当は細かいところもありますが、とりあえず必要な概要のみとします
※楽天証券で口座開設した場合について記載しているので
もしかしたら証券口座によっては多少違いがあるかもしれません。
そちらについてはご了承ください。
2.1 NISA(一般NISA)
非課税枠:年間120万円まで
非課税の期間:5年間
対象商品:上場株式、株式投資信託、ETF(上場投資信託)
REIT(不動産投資信託)など
利用できる人:日本国内に住んでいる20歳以上の人
2.2 つみたてNISA
非課税枠:年間40万円まで
非課税の期間:20年間
対象商品:国が予め厳選した金融商品
利用できる人:日本国内に住んでいる20歳以上の人
2.3 ジュニアNISA
非課税枠:(20歳未満の子供1人に対し)年間80万円まで
非課税の期間:5年間
対象商品:国内株式、投資信託(外国株式は対象外)
利用できる人:未成年の親権者
2.4 新・NISA
非課税枠:積立(年20万円)+一般の株式や投資信託(年102万円)の2階建て制度
非課税の期間:2024年~2028年まで
対象商品:未公開
利用できる人:未公開
新・NISAはまだ運用開始されていないので宣伝のみですね。
一般NISAとつみたてNISAはどちらかしか選べません。
ただし、1年ごとにどちらを使うかは切り替えることができます。
「結局どれを使えばいいのよ?」と思うかもしれませんが
普通の方であれば、まずは「つみたてNISA」を使われることをオススメします。
一般NISAは非課税枠が120万円とかなり大きな額の減税が期待できますが
期間が5年間なので、せっかくいっぱい投資しても5年後からは課税対象になってしまうという
ちょっと悲しい現実があります。
すぐに売り払う!という方は別ですが。
そんな中、つみたてNISAは20年間非課税で運用し続けることができます。
40万円という価格も、一般家庭においてはこれくらいの額を1年間なら
投資に回せるでしょう、という意味で設定された額とのこと。
家計に負担なく運用できる額からやってみる、というのがオススメです。
3.【詳細】ジュニアNISAを活用しよう
上記で普通の方はつみたてNISAをオススメ、と書きましたが
子供がいらっしゃるかたは「ジュニアNISA」を申し込むのも有です。
なぜなら「ジュニアNISA」は非課税枠が年間80万円と多いのに加えて
2023年以降は廃止になってしまうからです。
ジュニアNISAの非課税枠は子供が1人であれば年間80万円
2人であれば年間160万円…といった感じで子供の数に応じてそのまま増えます。
ジュニアNISAは元々投資したらその対象の子供が18歳になるまで
その株を売るのは不可、となっていました。
もし期間前に売ってしまったらそれまでの利子所得に課税されるという制約があるのです。
そのため、非常に使い勝手が悪いということで人気が無く
2023年に廃止になることが決定しました。
しかし、その廃止の影響で、2023年以降に株を売る場合は子供が18歳になるまで
待たなくても課税されない、ということになりました。
このことから、子供のおられる方はジュニアNISAから運用を始める、というのも有と思います。
詳しくはこちらの動画をご覧ください。
4.【まとめ】申し込みはお早めに
本日は「まもなく募集開始、NISAシリーズ」について書きました。
とにもかくにも、株や投資信託を買うには証券会社で口座開設が必要です。
以前のブログでも述べていますように、窓口での口座開設はダメなのでネット証券で口座を開設するのは必須です。
オススメといわれているのはネット証券大手の「SBI証券」と「楽天証券」です。自分は楽天証券で口座を持っています。
手続きは簡単なので下記よりアクセスしてみてください。
詳しい解説を見たい方はこちらの動画をどうぞ。
非課税枠を使ってうまく資産を増やしていきましょう!!
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投げ銭の実験はこちら。
では、今日も一日ご安全に!