【書籍の話】第52回 『マンガでわかるこんなに危ない! ?消費増税(消費増税反対botちゃん)』について②
このブログでは、自分の実体験をもとに色々役に立つ情報や雑記を記載していきます。
本日のテーマは「『マンガでわかるこんなに危ない! ?消費増税(消費増税反対botちゃん)』について②」です。
前回のブログはこちら。
書籍はこちら。
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紹介動画はこちら。
4.【詳細3】増税して政府の収入が黒字化した結果
本書にはIMF(国際通貨基金)の進めている政策、というものが紹介されています。
それが「プライマリーバランス黒字化」というものです。
簡単に言うと、予算額よりも税収額を増やして黒字化しましょう、ということです。
日本の借金が毎年増え続けているのは
税収額よりも予算が上回ってしまっているためです。
収入よりも支出が多ければ当然赤字が増えるので、返済に回せません。
なので、収入を増やす=増税、という流れです。
そのためにIMFが提案している「日本のプライマリーバランス」はこちら。
・安定した財政を維持するには消費税は最低15%必要
・日本の少子高齢化を鑑みると消費税を最大26%に引き上げる必要がある
悲鳴を上げるしかありません。
しかし、ここではIMFという組織の存在について疑問を投げかけています。
そもそも、IMFとはどんな組織かというと、世界189ヶ国が加盟している国際連合の専門機関です。
世界各国がお金に困っていた時にお金を貸してくれる唯一の国連組織とのこと。
要は国際的なお金の専門機関ってことです。
詳しい説明はこちら。
そんなすごい機関なのですが、なぜか日本と非常に密接な関係を持っています。
①歴代の副専務理事は必ず財務官僚の天下り
②IMFで働いている日本人は50人程度で、毎年10数人が財務省から天下りしている
③IMFへお金を出している国ランキングで日本は2番目で、約2兆円(1位はアメリカ)
…なんかここまでで非常に黒い影が潜んでいそうな気がしませんか?
「日本はもっと消費税を増税すべきだ!」といっている国際機関の中の人が
日本人の元財務官僚多数…しかも日本が2番目の出資をしている…。
当然、政府に有利な発言をしたり、政府の後押しをしたりしますよね。
ちなみに、このIMF、これまで色んな国に財政融資、財政再建アドバイスをしていますが
散々な結果に終わっています。
1997年に金融危機が起き、IMFに100億ドルの融資を受け、財政再建方針に従ったところ
13%のマイナス成長に陥った
〇アルゼンチン、ギリシャ
IMFの「プライマリーバランス黒字化目標」に取り組んだら財政破綻した
怪しさ満点!!
5.【結論】消費税は害悪しかもたらしていない!?
ここまで説明した内容を整理すると下記となります。
①消費税は平等に徴収されているかと思ったら、大企業に還付されている
②国の1000兆円の借金は国民から借りているし、資産もあるから赤字ではない
③消費増税を勧めてくる国際機関IMFは日本からの天下り多数+財政支援を受けている
しかも財政再建失敗例多数…。
なんか消費税を上げて国民の教育や、社会保障を充実させる、と言っておきながら
この体たらくは何なんでしょうか?
この先、どの政党がどのような発言をし、消費税についてどのように考えているのかは
よく見ておきたいと思いました。
ちなみに、現在10%となった消費税ですが
政府は、「2030年までにIMFの言っている最低必要額15%まで段階的に実施」する予定だそうです。
皆さんはどう考えますか?
6.【まとめ】 数値から自分で考えましょう
本日は「『マンガでわかるこんなに危ない! ?消費増税(消費増税反対botちゃん)』について」②を書きました。
日本の財政は現状問題ない、ということはお判りいただけたかと思います。
10%の消費税、というのは物を買ったら10%税金取られる、ということです。
手取りの給料が20万円だったとして、全部使ったら2万円税金で取られるってことです。
しかもその前に所得税、住民税、社会保険料が天引きされています。
庶民は実質何%の税金を払っているのでしょうか?
このままじわじわ搾取され続けるのか、何かしらの声を上げるのか考えてみましょう。
自分はとりあえずブログで、役立つお金の情報について書いていきます。
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投げ銭の実験はこちら。
では、今日も一日ご安全に!