【FPの話】第25回 ポートフォリオとデリバティブ取引について
こんにちは。ナンドーです。
このブログでは、自分の実体験をもとに色々役に立つ情報や雑記を記載していきます。
本日のテーマは「ポートフォリオとデリバティブ取引について」です。
わけのわからない横文字が出てきた…という感じですが大丈夫です。
自分もよくわかりません(笑)
勉強してたらこの単語が出てきたから、覚える意味も含めて
まとめようとした感じです。
自分で理解できるようにわかりやすくまとめたいと思いますので
ご覧いただければと思います。
1.【始めに】金融商品は分散が大事
これまで色々な金融商品を紹介してきましたが
どれもこれも「金融商品」という分野の一つ一つのものです。
投資をした場合、今伸びている分野とか、これから伸びそうな分野とか
そういった一つの分野に集中投資すると
その一つがコケたときに、資産が一気に崩れてしまう危険があります。
そうならないために、投資は「分散」することが大事です。
投資信託やETF(上場株式投資)はお弁当の詰合せパックなので
既に様々な分野に分散投資するセット商品を買う、という感じなので
特に気にしなくていいのですが、個別株投資をする場合は
一つの分野に偏らないことが大切です。
「分散するから車会社でトヨタ、日産、三菱、スズキ、ダイハツに分けよう!」
というのは分散になっていません。
株は個々の会社の業績よりも、世の中の大きな動きに影響を大きく受けるので
業界全体が落ち込む可能性を考える必要があります。
同じ業界に投資するのは分散ではない…。
また、株一本ではなく債券・不動産・ゴールドなどに分散する手もあります。
2.【結論】相関係数でリスク低減をしよう
資産を分散するのは「リスク低減」を目的としています。
このとき、「リスク」とはなんでしょうか?
よく勘違いされるのは「リスク=損失」という解釈です。
リスクは「損失」ではなく「不確定要素」です。
必ずしもマイナス要素ではありません。
プラスに行くつもりだけど、マイナスに行く可能性もある、という状態が
「リスクがある」状態です。
なので、リスクを避けてばかりいると
プラスに行くチャンスも逃している可能性があるので注意しましょう。
金融商品における「リスク低減」は
できるだけ異なる値動きをする資産や銘柄を組合せることです。
ある商品が値上がりしたら、それに連動してもう片方の商品は値下がりする…みたいな動きで
全部が同じ動きをしない方がいいとされています。
この異なる動きを見るときに「相関係数」という係数を使います。
持っている資産が皆同じ動きをする状態を「相関係数+1」
持っている資産が全く逆になる動きをする状態を「相関係数-1」と表します。
そして、持っている資産の動きバラバラな状態は「相関係数0」となります。
なので、一番リスク低減ができている状態は「相関係数-1」となります。
天秤でバランスをとってる感じです。
「逆の動きをしたら±0で資産が増えないのでは?」と思われるかもしれませんが
市場全体が上がれば底上げされていくので
プラスのものもマイナスのものも含め資産全体としてプラスになればいい
という考え方がいいとされています。
「この分野が今アツイから一点集中する!」というはギャンブルと同じです。
このようなやり方が好きな方はいいのですが、安定して資産を増やしたいのであれば
基本的には分散することが必要です。
3.【詳細】色々な用語について
分散投資するにあたり必要な用語を紹介します。
ここで表題の「ポートフォリオとデリバティブ取引」が出てきます。
3.1 ポートフォリオ
所有する資産の組合せのことです。
一般的には、所有している株や債券の銘柄が何種類あって
どこに何%投資しているかということを指すことが多いです。
3.2 アセット・アロケーション
資産全体の分散のことです。
ポートフォリオはある分野の中の個別分散のことを言いますが
アセット・アロケーションは株・債券・不動産・ゴールドなどを
それぞれ何%持っているかというような分散のことを指します。
3.3 デリバティブ取引
株や債券なとの金融商品から派生して生まれた金融商品を指します。
主な3つを紹介します。
①先物取引
ある一定の時点で特定の商品を一定の価格、一定の数量で売買する約束取引のこと。
購入時に相場では値上がりしていても、予め決めた額で買うことができるので
得する、というものです。逆に高値掴みする可能性もあります。
②オプション取引
将来の一定時点に、一定の価格で特定の商品を売買する「権利」を売買する取引です。
その時になって「想定より安くなっていた」なら買えばいいし
「買うお金がない、想定より高い」という場合ならその権利を放棄できる、というものです。
しかし、買っても買わなくても「権利」を買ったお金は戻りません。
③スワップ取引
キャッシュフローの交換をする取引です。
取引している銀行間での変動金利と固定金利を交換できたりする取引となります。
ポートフォリオは分散投資の中身、デリバティブ取引は取引の方法、と覚えておけばいいですね。
4.【まとめ】ポートフォリオの一例紹介
本日は「ポートフォリオとデリバティブ取引」の紹介をしました。
分散投資が必要、といいましたが、分散ってどんな感じにやってるの?というのは
よくわからないと思います。
そこで、自分のSBIネオモバイル証券のポートフォリオを一部紹介します。
自分のポートフォリオは「こびと株」さんの紹介していたものを元に構成しています。
こちらを基本に、気になった株をちょこちょこ買ってる感じです。
こんな感じ。知っている会社も知らない会社もあるかと思います。
分散することでプラスになるものもマイナスになるものもありますが
全体でプラスになればいい、というやり方です。
これは一例をお見せしただけですので、投資はあくまでも自己責任でお願いします。
SBIネオモバイル証券は1株から購入ができるので
「何かテレビで注目されていたここの株を試しに買ってみよう」みたいなことが手軽にできます。
自分はテレビ番組の「がっちりマンデー」が好きなので
ここで紹介された会社の株が売っていたら1株、2株買って動きを見るようにしています。
皆さんも、自分のスタイルに合った分散投資をやってみてください。
FPの話の出典はこちらです。
自分と一緒に勉強しましょう!
来月試験です…。
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それでは今日も一日ご安全に!